青汁で便秘解消!その効能と注意点とは

 便秘は誰もが一生に一度は経験するといわれ、特に女性は慢性的な便秘に悩まされる方が多くいます。
また、便秘薬には腸閉塞や子宮収縮などの副作用があるため、できれば薬に頼ることなく便秘を解消したいという方も大勢いることと思います。
 今回ご説明する青汁には、便秘解消のための栄養が豊富に含まれており、また薬ではないので大きな副作用もありません。
便秘解消のために青汁を飲むか悩んでいる方、または便秘を解消したいけれど何をすれば良いか分からない方は、ぜひ本記事を読み、青汁に興味を持っていただければ幸いです。

なぜ青汁で便秘解消?

 便秘の原因にはストレスや睡眠不足など様々なものがありますが、その中でも最大の原因とされているのが「野菜不足」です。
目安として、成人は1日に350gもの野菜摂取が必要ですが、現代人は多忙のため毎日その量を摂取することが難しく、その結果として便秘に悩まされることが多くなっています。
 青汁はたくさんの野菜を凝縮して作られているため、飲むだけで簡単に野菜不足を補うことができます。
そのため、青汁は便秘解消に効果的とされているのです。

便秘に効く青汁の成分

 では、具体的には青汁のどの成分が便秘に効くのでしょうか。
それはズバリ「食物繊維」です。
青汁の原料となる大麦若葉や明日葉には食物繊維が豊富に含まれています。
 この食物繊維には腸のぜん動を促す働きがあり、その働きによって腸内に滞留している便が速やかに排泄されるため、しつこい便秘にも大きな効果が期待できます。
また、老廃物や発がん性物質など有害物質の排泄を促進するため、腸内が浄化され、後述の善玉菌が増えやすい環境を整える機能も持っています。

 また、便秘に効果のあるもう一つの成分が「オリゴ糖」です。
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類の菌が主に生息しており、善玉菌の数が悪玉菌よりも少なくなることで便秘へと繋がります。
オリゴ糖はこの善玉菌の増加の手助けとなるため、便秘解消に効果を発揮するとされているのです。
オリゴ糖は野菜や果物にごくわずかしか含まれない成分ですが、青汁は一度に多くの野菜を摂ることができるので、その分オリゴ糖の摂取量も多くなります。
なお、青汁に使用されている野菜は製品ごとに異なり、オリゴ糖の含有量にも差がでることがあります。
そのため便秘解消のために青汁を購入する際には、オリゴ糖の多く含まれている製品を選ぶようにしましょう。

青汁飲用時の注意点

 上記のようにメリットばかりに目がいってしまう青汁ですが、そんな青汁にも注意点があります。
それは「飲み過ぎ」です。
 どんな食品にもいえることですが、特に青汁のような健康食品は「摂れば摂るだけ健康になる!」と思い込み、結果として逆に身体を壊してしまう方がいます。
青汁に関して言えば、摂り過ぎは食物繊維の過剰摂取となり、腹痛や下痢など消化器系のトラブルを引き起こします。
便秘を良くしようと青汁を飲んだのに、逆にお腹を壊してしまったら本末転倒ですね。
 1日に必要な食物繊維は男性19g以上、女性17g以上とされていますが、それ以上摂取するとしても、最大で25gまでに抑えるようにしましょう。
特に腸のデリケートな高齢者や子どもは、お腹の調子を確認しながら飲むようにしましょう。

いかがだったでしょうか。
本記事を読んだ方は、如何に青汁が便秘解消に効果的かお分りいただけたことと思います。
便通にお悩みの際には参考にして、ぜひ青汁にチャレンジしてみてください。